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ベンツスプリンターの自作キャンピングカー:電気系統のしくみ

    
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ベンツスプリンターの自作キャンピングカー:電気系統のしくみ

現在我が家ではメルセデスベンツのスプリンターをキャンピングカーに改造するプロジェクトがほぼ2年越しで進行中。

2015年の秋から本格的に始めたキャンピングカー改造プロジェクトの進捗状況をテーマごとにレポートしています。

今回は電力の供給について説明していきます。

 

ちなみに我が家の自作キャンピングカーに取り組んでいるうちの旦那はジェネラルコントラクターの免許を持っている家を建てたり修繕したりするプロです。

電気系統の実装は彼の得意分野のひとつなので、かなり専門的な作業をこなすことができました。

自作の中でも電気の部分は専門知識がある程度必要なのではないかと思います。

ここのブログでの説明は、電気系統の知識がほぼゼロの私が彼に説明してもらいながら載せていますので、実装についての詳しい解説はしていません。

 

実装についての専門的なご質問があれば彼を通じてお答えしますので、コメント欄にメッセージを残してください。

 

 

車内の電力は2枚のソーラーパネルとエンジンから供給

車内で使う電力はほぼ全てバンの屋根に乗っかっている2枚のソーラーパネルから供給できるように設計しています。

またエンジンが回っている間もバッテリーに電力が蓄積されるように設計しました。

 

RVパークを常に使う場合の旅行であればソーラーパネルを使う必要はありません。なぜならRVパークで電源を供給できるからです。

私たちのキャンプ旅行は電力や水道のないような原始的なキャンプ場に泊まることが多いのです。なのでソーラーパネルは必須です。

一般のRVでは電力消費の高い冷蔵庫などはプロパンガスで動くタイプのものが多いようですが、うちはすべて12Vの低電力で設計しました。

 

↓バンの屋根に乗っかっている2枚のソーラーパネルはメタルの土台で完全に固定させています。

 

電力の供給の概要

さて、ソーラーパネルからどのように電力を供給しているかというと、

  1. ソーラーパネルで集めた電力を助手席の下に設置したバッテリーに送る
  2. バッテリーから床下の通して運転席の下にあるヒューズボックスへ供給
  3. 運転席の後ろからキッチンカウンターの裏へケーブルをつなげる
  4. キッチンカウンターのサーキットブレーカーから車内の各場所へ電力を供給

という具合です。

バンが走っている間に、エンジンからバッテリーへ電力が供給されるようにもしています。

助手席の下に設置したバッテリーへはソーラーパネルからの電力とバンが走行中にエンジンからの電力が蓄積されています。

天気が悪い日はソーラーからの電力供給が落ちるので、エンジンからの電力供給はバックアップとして役立っています。

ソーラーパネルから電力を集める

ソーラーパネルから集められた電力は助手席の下に収納されている2つのバッテリーに蓄積されます。

電力がバッテリーのキャパを超えないようにバッテリーコントローラーで制御しています。

バッテリーコントローラーはソーラーパネルとは別に購入する必要があります。

バッテリーに蓄積された電力は、床下のケーブルを通じて運転席の下に設置されているバンにもともと設置されていたヒューズボックスに送られます。

 

↓座席をとっぱらうと、運転席の下にはバンで使う電力のヒューズケースがあり、助手席の下は空洞になっています。助手席の下に2つのバッテリーとソーラーパネルのバッテリーコントローラーを設置しました。

 

電力のコントロールパネル

運転席にあるヒューズボックスから、電力を供給するケーブルをキッチンカウンターにつなげます。

ケーブルはプラスチック製のパイプの中につめて保護します。

 

↓運転席の後ろです。この白いパイプの中に電力供給のケーブルが詰っています。

運転席の後ろから白いパイプの中に入っていたケーブルを、キッチンカウンターに設置したサーキットブレーカーにつなげます。

ブレーカーのスイッチで各電源をオンオフにすることができます。

 

↓白いケーブルが運転席の下からからつながっている電力供給ケーブル。ぞろぞろとスイッチがならんでいるのがブレーカーのコントロールパネルです。

ここから車内の各場所へ電力が必要なところへケーブルをつなげて電力を供給していきます。

コントロールパネルの横には電力の使用状態をモニターするパネルもつけました。

助手席の下にはソーラーから集められている電力をモニターするパネルも取り付けられています。

 

電力を供給するもの

ここで供給している電力は12V DCの低電圧です。

コントロールパネルから、電力が必要なところへ供給していきます。

12Vで動く車内のものは、

  • 冷蔵庫
  • ガスレンジ
  • キッチン流し用の水道パンプ
  • 室内灯
  • 天井にある換気扇2つ

になります。

ガスレンジの燃料はディーゼル燃料ですが、点火するときと火力を調節するときに電力が必要になります。

12V DCから110ACへ変換させるインバーターも設置する予定です。

インバーターからはラップトップやカメラ、スマートフォンなどをチャージします。

 

↓実装したところ。この時点で右手にある冷蔵庫と左手のガスレンジへの電力供給は完成しました。

 

まとめ

電気の知識がほぼない私にとって、電力関連の作業は100%旦那に依存となりました。大きな山を乗り越えた感覚です。

電気のことがわかると、RV自作だけではなく、私たちのもうひとつの家であるヨットの修理などにもとても役立ちます。電気関係って問題が起きることがおおいのです。

 

参考までに、スプリンターの紹介はこちらをご覧ください。

メルセデススプリンターバンの紹介

フォードバンの半自作キャンピングカー

自作キャンピングカーの完成予想図とこれまでの進捗状況はこちらでまとめています。

自作キャンピングカーはこうなる!予定

これまでの作業工程については各テーマごとにレポートしていますので、ぜひご参照ください。

自作キャンピングカー : 換気扇と断熱剤の装着

自作キャンピングカー:ウインドウまわり

自作キャンピングカー:天井の加工

自作キャンピングカー:天井の仕上げと室内灯の設置

自作キャンピングカー:キッチンの進捗状況

作業はものすごくゆっくり進んでおりますが、進みしだい更新していく予定です。

 

 

 

 

 

 

 

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