ベンツスプリンターの自作キャンピングカー:ウインドウまわり
現在我が家ではメルセデスベンツのスプリンターをキャンピングカーに改造するプロジェクトが進行中。2015年の秋から本格的に始めたキャンピングカー改造プロジェクトの進捗状況をテーマごとにレポートしています。
自作のキャンピングカーを作ってみたいなあという方の参考になればと思います。
ここでは作業途中ですが、ウインドウまわりの作業についてレポートしています。
スプリンターの紹介はこちらをご覧ください。
自作キャンピングカーの完成予想図とこれまでの進捗状況はこちらでまとめています。
これまでの作業工程については各テーマごとにレポートしていますので、ぜひご参照ください。
作業は現在進行中なので、作業が進みしだい更新していく予定です。
両サイドのウインドウを取り付ける
うちが購入したのは何もついていない商用車のスプリンターだったので最初に搭載したのはウインドウでした。
スプリンターの種類によってはあらかじめウインドウが入っているパッセンジャータイプのものがありますが、パッセンジャータイプは座席が2列もついてきてしまって、キャンピングカーの改造には不必要。窓がついてるのはありがたいけど、座席は取り外すことになってしまいます。
というわけで、味も素っ気もない商用スプリンターがキャンピングカーには最適。
納車されてきたときについていたのは運転席と助手席の横にある窓だけ。後ろはなにもなくって軍用機の内部みたいでした。
↓納車された直後のスプリンター室内。鉄板むきだしで商用車まるだし!
ウインドウの取り付けは業者にまかせた
うちの場合、最初は自作でキャンピングカーにする予定ではなかったので、スプリンターを購入してすぐに業者に頼んでウインドウをいれてもらいました。
キャンピングカー用のウインドウがいくつかありまして、うちのは窓の一部を開閉できるタイプにしました。
後部の両側に2つづつ、計4枚の取り付けとなりました。
真ん中にあるノズルをくるくると回すと下の部分を開けることができます。虫除けの網戸もついてます。
↓ウインドウが入ったところ。後部左側のウインドウは開閉しないものを入れました。スライド式のドアを開けたときに後部左側のウインドウと重なるので、開閉することができないんです。
ウインドウを入れたときに、簡易のベットもつくってもらいました。メタルのバーで両側をささえて、そこに木のパネルを乗っけてます。この上にマットレスをおいて1年間ベットとして活躍してくれました。
このまま2シーズンもなんちゃってキャンピングカーと活躍してしまったので、本格的なキャンピングカーの改造計画が遅れてしまいました。でもなんちゃってのまま使いながらいろいろなアイデアが浮かんで結果的に業者に丸投げではなく自作することになったので良かったと思っています。
本格的にキャンピングカーとして改造することになったとき、この簡易ベットは取り外すことになりました。内装をいじるのにどうしてもじゃまだったのと、高さや位置が新しいキャンピングカーのデザインに合わなかったのです。
ウインドウを自作で入れることについて
キャンピングカーの全てを自分で仕上げたい方へ、ウインドウを自作で入れる件について触れておきたいと思います。
自作で入れる工程
基本的にはウインドウの装着は技術的にはそれほど難しいことではないらしいです。
ウインドウのタイプは車によって定型があるので、スプリンター、ウインドウで検索すると基本の形は同じで窓が開くか開かないかでいくつか選ぶことができます。
また窓を装着するにあたっては、車内の鉄板にも窓用のフレームがあらかじめ出来上がっています。
作業工程は、
1)ウインドウを購入する
2)車内のあらかじめつけられているラインにそって鉄板を切り抜く
3)切り抜いた鉄板にウインドウをはめこむ
といった流れになります。
自作で入れるか、外注するかのコストパフォーマンス
アメリカの場合、スプリンター用のウインドウはオンラインショップから簡単に購入することができます。アマゾンでも売ってるくらいです。
難しいのは鉄板を切り抜くことで、板金の技術と道具が必要になります。
アメリカの場合窓を装着するための人件費も比較的安いので、上記の手順をふんで道具もそろえて自作で入れるよりも外注したほうが結果的にはコストパフォーマンスが高いという結論に達しました。
全てを自作したいという満足感のためならば、自分でウインドウを入れる価値はあると思いますが、コスト削減のためであれば、業者まかせのほうが結果的に安くつくと思います。
窓枠をつける
窓まわりの次の工程は、窓枠をつける作業です。
この作業に入る前に、断熱剤を装着しておく必要があります。断熱剤の装着についてはこちらをご覧ください。
窓枠は木で加工することにしました。
薄い合板を窓の形に合わせて切り抜いていきます。
大工のダンナですが、実はこの窓枠をつくるのはなかなか大変だったもよう。
ウインドウの形が流線型になっているので、きっちり窓の形に合わせて木をカーブさせるのが難しかったらしいです。
試行錯誤の結果ようやくできあがった窓枠↓ カーブしている部分は寄せ木になってます。
最終的にはこの木のパネルの上に内装の仕上げになるスエードをかぶせて、レールを入れてブラインドを入れることになっています。
スエードのインナーを作る行程は、”ベンツスプリンターの自作キャンピングカー : 天井の仕上げと室内灯設置”の中で説明していますので、ご参照ください。
4つのウインドウのうち、やっと一つだけ出来上がりました。
まとめ
ウインドウまわりは細かくて手のかかることがたくさんあります。
とくに木のフレームをつくるところと、これからさきのブラインドの装着は手間がかかりそうです。
ウインドウまわりをきれいに仕上げることによってキャンピングカー内部の雰囲気がものすごく変わってきます。思いっきり手造り風のキャンピングカーは、正直言って窓まわりがへぼいことが多いのです。
時間はかかりそうだけど、丁寧に仕上げていきたいと思います。
Comment
日本でヨットに乗ってますが、このブログは私の夢を次々に行動力で実現しています、
うらやましい限りです。
楽しく読ましていただいてます。
ブログへのご訪問ありがとうございます。現在本業が忙しすぎてブログの更新ができない状況です。10月後半になると少し楽なスケジュールになりそうなので更新していきます。
日本ではヨットに乗る人が減っていると聞いています。日本でのヨット生活、ぜひ楽しんでください!