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サンフランシスコベイでクルージング、ピア40へ行ってみた

    
サンフランシスコベイでクルージング
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サンフランシスコベイでクルージング、ピア40へ行ってみた

サンフランシスコベイの中には気軽にボートに乗って立ち寄れるところがたくさんあります。3年くらい前になるんですが、我が家のヨットが停泊しているバークレーの対岸にあるサンフランシスコへランチクルージングに出かけてみました。行先はご当地野球チームのサンフランシスコジャイアンツのベーススタジアムがあるピア40です。

ヨットに乗ってサンフランシスコへ

サンフランシスコベイにはヨットに乗って遊びに行けるところが多々あります。ベイに隣接したレストランにはお客さんがヨットを停泊できるようにゲスト用のドックを備えているところもあります。またどこのマリーナにもゲスト用のドックを備えているし、ヨットクラブにもゲスト用のドックがあります。週末になればサンフランシスコベイの中はたくさんのヨットでにぎわいます。

サンフランシスコ市内はぐるりと海に囲まれているのでゲストドックがあるハーバーやヨットクラブなど、船で行けるところは少なくとも5か所くらいあります。ヨットクラブのゲストドックに停める場合にはあらかじめクラブに到着予定の日時などを伝えておく必要があります。ちなみに超高級ヨットクラブであるセントフランシスヨットクラブではサンフランシスコベイをベースにしている船のゲストドックの使用は認めていません。このあたり超たかびしゃでやな感じですね。セントフランシスには何度がパーティなどで行ったことがありますが、入り口には受付のお姉さんが座っていてチェックインをしなければいけないシステム。いまどきちゃんとブレザーを着ている会員らしきおじさんとかがいて驚きました。

セントフランシスは数あるアメリカのヨットクラブの中でも特殊で、アメリカのヨットクラブって通常はゲスト歓迎のフレンドリーなところです。

わたしたちが所属しているヨットクラブについてはこちらで紹介しています。

バークレーマリーナを出発

私たちのヨットが停泊しているバークレーはサンフランシスコの対岸になります。朝晩はバークレーのマリーナからサンフランシスコへ通勤する人たちのためのフェリーが出ているくらい気軽に行ったり来たりできる距離です。

風の強さや潮の満ち引きによりますが、バークレーからサンフランシスコまではだいたい30分から1時間くらい。交通渋滞がますますひどくなってきているので、ヨットで移動した方が早くサンフランシスコに到着できるケースもあると思います。

バークレーマリーナを午前11時に出発。舵をにぎるのは当ヨットのキャプテン、うちの旦那です。↓

4月から8月までは平均で20から25ノットの風が吹きまくるサンフランシスコベイですが、9月を過ぎると気温がぐっと上がって風も落ちます。ハードコアのセーラーたちには物足りないコンディションですが、船酔いする私としては最高のクルージング日和。

この日はなんとかエンジンを使わずに風の力だけで移動することができました。が、微風のためのろのろセーリングでサンフランシスコまで2時間近くかかってしまいました。

 

ベイブリッジとサンフランシスコのダウンタウンが見えてきます↓

マリーナやピアにあるゲストドックシステム

今回私たちが目指したのはピア40にあるサウスビーチハーバーです。このハーバーにゲストドックがあって、時間単位でボートを停泊することができます。3時間まで15ドルという、多分東京の駐車場よりお得なのではないでしょうか。3時間を過ぎると1日料金となり、船の大きさによって料金が変わります。1日料金なのでこのハーバーで一泊することもできます。

送迎目的で停泊する場合は無料です。数年前にこのハーバーの近くで開かれたカンファレンスに参加したときに、船で迎えに来てもらったことがあります。ちなみに私たちのマリーナには、毎日自分のパワーボートでサンフランシスコまで通勤している人がいます。多分ものすごくお金持ちなんだと思いますが、雇いのキャプテンが運転する豪華なモーターボートで毎朝きまった時間に出航、ボートはまたマリーナに戻ってきて夕方になるとご主人を迎えにサンフランシスコまで出かけていきます。

サンフランシスコベイの中にあるレストランやハーバーでは無料で停泊させてくれるところもあります。レストランにゲストドックがあって、食事をしている間ゲストドックに停泊することができるのです。

サウスビーチハーバー↓

 

ピア40の周りをお散歩

サウスビーチハーバーは、サンフランシスコのダウンタウンに密接していてここから歩いて観光メッカのユニオンスクエアまで行くことができます。

ひと昔前までは夜は絶対に歩かない方がよい治安の悪いエリアだったのですが、今では高級コンドミニアムが立ち並ぶアップスケールなエリアになりました。

ハーバーの前には芝生が広がっていてワンコたちも最高のセッティングです。↓

ITバブルで超高給取りのグーグルやフェイスブックのエンジニアたちが住んでいます。なのでサンフランシスコにはよほどお金に余裕がないかぎり住めない場所になってしまいました。今年になってから2人の友達がサンフランシスコベイエリアから東海岸へ引っ越してしまいました。サンフランシスコでかかる半分の家賃で生活できるそうです。サウスビーチハーバーのまわりにあるコンドミニアムだと多分1ベットルームで家賃の月額が4000ドルくらいだと思います。

ハーバーのまわりを散策しながら、ランチを取る場所を探しました。がワンコを連れているので外にテラスのあるところに限られます。

めぼしいところが見つからず、おなかが減りすぎていたのでみためがぼろぼろなカフェに入ることになりました。歩道ぞいにテーブルとチェアがあるので犬連れでも大丈夫です。

期待ゼロで入ったカフェでしたが、アメリカでは珍しいイタリアンスタイルの薄い生地のピザに出会えました。

これがなんとびっくりするほどおいしかった!店の見た目でクオリティを判断しちゃうとおいしいお店をみのがすという典型的なレッスンでした。

サンフランシスコジャイアンツスタジアムへ行ってみた

ランチを終えてピア40の周りを散策しました。なんといっても目玉は地元サンフランシスコの野球チームである、サンフランシスコジャイアンツのスタジアム。私たちが船を停泊させているサウスビーチハーバーのすぐお隣にあるんですね。

スタジアムでゲームが行われている間は停泊代もいっきに跳ね上がるそうで、時価で価格が決まるみたいです。ゲームのあるときは場外に飛んできたボールをキャッチしようとするボートがかなり集まるらしいという話を聞いたことがあります。ゲーム中は駐車場はもちろん満車でスタジアムのまわりは大渋滞になるので、停泊代が高くなっても船で野球観戦に出かけるのはなかなかよいアイデアだと思います。

中に入れるのかなーと行ってみたスタジアムですが、シーズンオフだったため完全にクローズドでした。ロビーに入ることもできませんでした。

ジャイアンツスタジアム↓ シーズンオフなのでまわりはがらがらです。

なんとジャイアンツのTシャツなど関連グッズを販売しているお店も閉まっていました。日曜日で観光日和なんですけどね。

シーズンオフのスタジアムってからっぽのままなのでしょうかね?もったいないですね。サンフランシスコの一等地にあるのに何かに利用しないのかな?

バークレーへ戻る

ランチとお散歩を終えてサウスビーチハーバーに戻ってきました。滞在時間は約2時間半だったので停泊代は15ドルですみました。日曜日なのでゲストドックは満杯かなと思っていたのですが、けっこうがらがらです。野球のシーズンでなければ混むことのない穴場のハーバーなのかもしれません。

サウスビーチハーバーからは観光客でにぎわうユニオンスクエアまで徒歩30分。かなり歩きますが、途中にはサンフランシスコモダンミュージアムやおしゃれなレストラン、カフェ、パブなどが点在しています。あちこちのぞきながらゆっきりお散歩するにはちょうどいい距離です。

または海沿いのコースにも見どころがたくさんあります。エンバーカデロにあるフェリービルディングまでは徒歩で約25分。観光地として有名なフィッシャーマンズワーフのあるピア39までは約1時間のコースです。私たちが今回訪れたのはピア40なのですが、なぜかピアのナンバーは隣あってないんですね。ピア40とピア39のあいだにはピア24やピア33などランダムなナンバーのピアが並んでいます。

サウスビーチハーバーのゲストドックに停泊中のうちの船、バルー↓

おなかもいっぱいになり、バークレーへ向かって帰路につくことになりました。

ワンコたちには専用のライフジャケットを装着します。

ゆるゆるの潮風を受けるくま↓

帰りは潮の流れがバークレー方向に向かっていたので少しスピードアップで1時間半で帰ることができました。エンジンを使わない場合は潮の流れで船のスピードがかなり左右されるのです。

 

まとめ

サンフランシスコベイはセイリングが好きな人にはとても魅力的なところだと思います。強風の中をハードコアセイリングするのもいいし、ゆるい風でリラックスしたセイリングも楽しめます。ゲストドックに泊まりながらあちこちのポイントを訪れるのもセイリングトリップの醍醐味で、カナルや川をのぼって内陸の町を訪れることもできます。ワインで有名なナパバレーにあるナパリバーはサンフランシスコベイに流れ込んでいます。なのでサンフランシスコからヨットに乗ってナパバレーまで行くこともできるのです。

次回は泊りがけでいくと楽しいサンフランシスコのセイリングスポットをご紹介します。

 

 

 

 

 

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