アメリカのヨットクラブってどんなところ?

   

どこのマリーナにもほぼ必ず併設されているのがヨットクラブ。通常はマリーナとは別に運営されているので、マリーナに係留しているボートオーナーのすべてがヨットクラブに所属しているとは限りません。ヨットで暮らすうえで欠かせないのもヨットクラブ。今回はアメリカの典型的なヨットクラブをご紹介します。

庶民的なヨットオーナーの交流の場

ヨットクラブと聞くと高級で閉鎖的な社交クラブを想像するかもしれません。たしかにアメリカ国内や世界中のヨットクラブには入会が難しくとても高級なクラブがあります。サンフランシスコでは数年前のアメリカズカップのホストになったセントフランシスヨットクラブやニューヨークヨットクラブが有名なところ。国外では香港にあるロイヤル香港ヨットクラブなどがあります。

実際には高級クラブはひとにぎりだけで、ほとんどのクラブは入会審査もゆるやかで年会費などもとても庶民的。ヨットオーナーたちが気軽に交流できる場として設定されています。定期的なメンバーミーティングや、セーリング関係のセミナー、ヨットレースを主催したり、バーベキューやライブミュージックのパーティなどさまざまなアクティビティが年間で行われています。

また泊りがけのセーリングトリップに出かける場合には、同じネットワークに属するヨットクラブのゲスト用ドックに無料で係留しシャワールームなどクラブ施設を使わせてもらうことができます。(一部有料のクラブもあり)

本格的なバーとライブミュージック用の施設

私たちが所属しているヨットクラブはアメリカ国内によくある庶民的なクラブ。歴史の長いクラブのひとつで、1939年にオープンしました。

クラブハウスには広々としたオープンエリアになっていて、フルのバーカウンターやライブミュージック用のマイクやアンプ、電子ピアノなどが併設されています。

↓ここで週末などに地元のミュージシャンがやってきてライプが開かれます。

↓フルのバーもあります。会員以外のイベントが開かれるときはバーテンダーも入って本格的なバーになります。バーテンダーのいない場合は会員番号をキャッシュレジスター(スクエア)に打ち込んで自己清算してお酒をいただきます。

クラブメンバー以外にもイベント会場として貸出

結婚式や卒業パーティなど、クラブハウスは会員以外へもイベント会場として貸出されます。この会場レンタルはクラブにとってはかなり大きな収入源です。うちのクラブがある町には大きな大学があるので、卒業シーズンはかなりの頻度でパーティの予約が入ります。また様々な団体のミーティング会場としても使われています。

↓ここがパーティ会場。プロ用のキッチンが付いているのでパーティの時はケータリング部隊が入って本格的な食事を提供します。テーブルクロスやフラワーアレンジメントなどで本格的なパーティ会場に変身します。天井からぶら下がっているのは同じ系列に属しているクラブのバージです。多分日本のクラブもいくつかあるのだと思います。

ビリヤードもできます。以前はフーズボール(サッカーゲーム)のテーブルも置いてあったのですが、壊れてしまったようでビリヤードだけになってしまいました。

ヨット生活者に欠かせない場所

ヨットクラブはヨットで生活する私たちにとってはとても大切な生活の場でもあります。

シャワーの設備も完備しているし、雨の降る寒い夜にはクラブハウスの暖炉(ガス式)で暖まります。クラブハウスはWifi完備で、モバイルデータしかもっていなかったときはここで大型のファイルをダウンロードしたり、スピードを気にせずにブラウジングをしたりとずいぶんお世話になりました。

今はハイスピードのインターネットがうちのボートにつながったので以前ほどクラブハウスを利用することはなくなりました。

強い水圧でがっつりシャワーを浴びたいときはクラブハウスのシャワールームを使います。

身長が193センチの旦那はほぼ100%クラブのシャワーを使っています。

壁には1939年から歴代のコモドア(=軍隊用語では提督ですが、ヨットクラブの場合はメンバーの一番上にいるまとめ役)の写真が飾られています。

クラブのロゴが入ったトレーナーやTシャツも販売しています。

 

まとめ

アメリカの庶民的なヨットクラブの雰囲気伝わりましたでしょうか?

会員制ではありますが、ヨットレースやバーベキューパーティーなど会員以外に向けての様々な催しも開かれています。

どこのマリーナにもほぼかならず併設されているヨットクラブ。

ヨット生活者の生活の一部として、またマリーナの社交の場として活躍しています。

 

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