うちの庭に食用キノコが見つかったのでキノコ狩りに近所の森へ行ってみた
なんと、うちの裏庭に食べられるキノコが生えてたんです。
コレ、モレルマッシュルーム(Morel mushroom) といいます。日本語ではアミガサダケというそうです。
何年も山に住んでて全然知らなかったのですが、このあたりの山ではよく生えているキノコ。しかも、グルメきのこなので高級レストランなどへ売ることもできるらしい。近所に住んでいる若者が山にいってバケツいっぱい収穫してきた、という話を聞いて初めてこのキノコの存在を知ったわけです。
さっそくアミガサダケ探しに近所の森へ繰り出してみました。
アミガサダケってホントに食べられるの
食べても大丈夫なのか??こんなキノコが存在することも知らなかったので、はっきりいって半信半疑。ググッて見たらホントに食べれられるみたいなんだけど、やはりいきなり食べる気はしなくてダンナが食してから24時間後に食べました。食中毒は起こさなかったみたいだから大丈夫かなって。
調べてみると、フランス料理によく使われるキノコのようで、高級食材スーパーなどでも売っているそうです。私がレシピを探すのによく利用するクックパッドではアミガサダケのレシピは3品だけ。日本ではかなり無名なキノコのよう。
この辺の山でとれるなら、うちの庭にもあるかも~と探してみたら、
あった!5粒くらいみつけましたよ。
うちの庭にひっそりと生えてた↓
高級キノコなのに全然気づかなかった。なんだか損した気分。かなり保護色なのできっと踏み潰しちゃったりしてたんだろうな、となぜか残念な気持ちになってしまいました。
高額キノコに目がくらんで森へ繰り出してみた
近所の若者、ケイラン君は森で収穫したアミガサダケをレストランに売ってもうけているらしい。それならばうちもキノコ探しに出てみよう、と森へ繰り出しました。
うちの近所から森の入り口まで徒歩3分。自治体管理のハイキングトレイルではないけど、それなりにハイキングコースができあがっていて、ワンコを連れて歩き回るところです。
まずはキノコの生えていそうなじめじめ暗くて小川のあるところを目指してみました。↓
1時間半歩きまわってもアミガサダケは見つからない
うちの庭に生えてるくらいだからあっという間にバケツいっぱいになるだろう、と思っていたのが甘かった。
ダンナが背中にしょっているバケツは1時間半たっても空のまま。ケイランがみんな収穫しちゃったのかも。出遅れたなあ、などといきなりプロのキノコハンターになった気分。
キノコ探しでうつむきながら歩くので首も痛くなります。フランスでは珍味のキノコ、トリュフを探すのにブタちゃんを使うそうですが、その気持ちよくわかる。うちのワンコたちも探してくれないかな。
アミガサダケはどこじゃ~と歩き回る↓
森にはいろんなキノコが生えてた
アミガサダケの代わりに見つけたのが様々な種類のキノコたち。食べられそうなのはなかったけど、いろんな形のキノコを見つけました。
これは絶対毒がありそう。カラフルなのはまずいらしいです。↓
きくらげもどき?
舞茸っぽいのもあった
これはよくあるホワイトマッシュルームっぽい。
ぴっかぴかに輝くしいたけですかね。
これは毒があるに違いない、といいながら毒キノコ(多分)を掘り起こすうちのダンナ。デイパックの中にある空のバケツが悲しい↓
2時間たってついにアミガサダケ発見!
いろんなキノコは見つけたものの、アミガサダケが見つからない。おなかもすいてきたし、そろそろ帰ろうか、とあきらめて帰路についたとたん、
でたー
最初のアミガサダケを発見↓
ここで2粒見つけて満足してたら、帰る途中でアミガサダケが群れになって発生しているところを見つけました。
まさか、こんなお花畑の中で生えているとは!暗くてじめじめじゃなくてもいいのか!
キノコ狩りの後で知ったんですが、アミガサダケはお日様が好きな変わり者のキノコ。なので暗くてじめじめしたところには生えないんですって。最初に歩き回ったのは小川の周りの湿ったところばかり。どうりで見つからなかったわけです。
本日の収穫
2時間半の山歩きで、これだけのアミガサダケを収穫しました。
重さにして400グラムくらいです。
この量だとどれくらいで売れるのかなっとググッてみたけど、いろんな情報が交錯していて正確な情報はつかめませんでした。キノコハンターとしてレストランやスーパーに売るには免許がいるとの話もあり。今度ケイランに聞いてみよう。でもライバルができたと思って警戒されるかも。
ま、私たちにとってはキノコ狩りでで山を歩きまわって健康にもよかったし、なにより珍味をただで食べれるからいいかってことになりました。
本日の収穫の一部は夕飯のピザにのせてみました。ピザになっちゃうとなんだか味もよくわからないなあ。明日はバターとオリーブオイルでソテーにしてみよう。
まとめ
森の中にはキノコだけではなくて、いろいろ食べれそうなものが群生しているみたいです。といってもアミガサダケ以外のキノコは食べないほうがよいです。毒キノコの特徴を知っていれば食用キノコとの見分けもつけられるらしいけど、専門家にしっかり確認してからじゃないと食べるのは危険。
ぜんまいみたいのも生えてたけど、食べられるのかしら。小川には魚が泳いでいるし、これも食べられるのかな。今の時期には出ませんが初夏になると大きいモノで15センチくらいの魚が泳いでます。てんぷらにしたらうまそう。
このあたり、都会っ子としては山や森の知識があまりにもなさすぎてくやしいところです。
もっと山のことを学びたいなあと実感した週末でございました。
これ、ぜんまい?わらび?森の中にいっぱい生えてたけど、食べていいのかな。