真っ青な湖を見下ろしながら、レイクタホでハイキングを楽しむ

      2017/07/10

レイクタホはカリフォルニアとネバダ州の間を連なっているシエラネバダ山脈の中にある高原の湖。シエラネバダ山脈といえば有名なところではヨセミテ国立公園。タホはヨセミテの続きの山なみで、タホから南に向かって歩いていくといつかヨセミテに到着します。

タホにはハイキングコースがたくさんあって山歩きの好きな人には天国みたいなところ。気軽に1~2時間歩いてみるお散歩のようなハイキングから、1日きっちり歩く、またはテントをしょってのバックパッキングなどの本格的なものまで様々なレベルの山歩きを楽しむことができるのです。

タホにきたらぜひ楽しんで欲しいハイキング。今回は気軽にできる山歩きを紹介していきます。

ハイキングは気軽にできてコスパが高い

レイクタホでは様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができます。カヤック、スタンドアップパドルボード、セイリング、ジェットスキー、ダイビング、サイクリング、マウンテンバイキング、パラグライディング、もう数え上げたらきりがない。しか~し、ほとんどのアクティビティには道具が必要で、レンタルするとなると結構お金がかかってしまいます。

ハイキングの素晴らしいところは道具がいらないこと。あたりまえなんだけど、お金がかからない!もちろん本格的なトレッキングやバックパッキングになったらそれなりに装備はいるけれど、カジュアルなハイキングなら特別な装備はいりません。ハイキングブーツがなくたって歩きやすいスニーカーがあれば大丈夫。

コストがかからなくて気軽に楽しめるハイキング。ローコストのわりには満足感が高いことと健康にとてもよいのもハイキングの素晴らしいところ。心臓に負担がかかったり、足腰の関節を痛めることもほとんどないし、怪我をするリスクも低いのです。

で、なんでタホでのハイキングは特別なのか?それはね、景色です。

タホにはたくさんの登山道(トレイル)がありますが、トレイルによってはちょっと山に登っただけで真っ青な湖を見下ろすことができます。

↓この景色は登山口(トレイルヘッド)から20分くらい登った地点のもの。
レイクタホ

 

↓うちの近所のハイキングコース。ワンコの散歩コースです。
レイクタホのハイキングコース

タホのハイキングってどんな感じ?

タホの山は針葉樹の森でできています。ハイキングでは、背の高い松や杉などがにょきにょき生えているコースを歩きます。ハイキングコースの起伏は平坦なものからのぼりがきついものまで様々。一番低い標高で1900メートル。これは湖と同じ高さです。カジュアルなハイキングコースだとだいたい2800メートルくらいの標高まであがります。

ハイキングコースを見つけるのは簡単です。わかりやすいのがファイヤートレイルといわれる山火事のときのために管理されている車が走れるくらいの幅がある山道。

↓うちの近所にある山道。車1台は楽に通れるだけの幅があります。

レイクタホのファイヤートレイル

 

ただし、山道の場合はハイキングコースとして整備されてるわけではないので、標識や目印がないことが多いのです。なので初心者ハイカーの方には標識や目印、所要時間や距離などがきちんと管理されているメジャーなハイキングコースを選ぶことをおススメします。こういったコースだと標高の高さや難易度などもわかります。

ハイキングコースの案内はタホのビジターセンターに行くとスタッフが丁寧にガイドしてくれます。

ハイキングにおススメの季節は5月から9月。個人的にもっとも好きな季節は高山植物が咲き乱れる初夏の6月から7月にかけてです。いろいろな種類の高山植物があり、早い季節に咲き始めるものから夏の終わりのほうで咲くものまでさまざま。植物好きの人にはたまらないシーズンです。

 

いろんな花が咲いてホントにきれいなんですよ↓レイクタホ、高山植物レイクタホの高山植物

 

 

レイクタホの外輪を一周することができるタホリムトレイル

レイクタホの周りを取り囲む山並みに沿って湖の周りをぐるりと一周することができるハイキングコースがあります。これはタホリムトレイル(Tahoe Rim Trail)といって全長が246キロもある壮大なコース。

本格的な山歩きの人たちのあいだでは有名なコースで、リムトレイルの全てを歩くにはテントを担いでの本格的山歩きが必要になります。

リムトレイルの全部を歩かなくてもリムトレイルの一部を楽しむこともできるんですよ。

車でリムトレイルの入り口までいけるポイントがいくつかあるので、そこからリムトレイルの一部を歩いてみるのも楽しいです。

 

 

ブロックウェイサミット(Brockway Summit)の登山口。リムトレイルの北がわにあり、車を登山口に停めてここから登ることができます。

DSC02644 (Copy)

 

リムトレイルのサイン。トレイルのところどころにこのサインが配置されています。特にいろいろな登山道が交差しているので分かれ道で迷わないように矢印が出ていて便利。

タホリムトレイル

ふもとの村にあるハイキングコースや山間道から出発してタホリムトレイルにたどりつくこともできます。うちの裏山からでもファイヤートレイルを1時間ほど歩くとタホリムトレイルに到達します。ただしこれは迷う可能性もあるので、本格的な山歩きをしたことのあるエキスパートの方だけにおススメします。

 

 

安全なハイキングのために気をつけてほしいこと

気軽にできるデイハイクですが、山や自然を甘く見てはいけません。安全なハイキングのために最低限でも下記のことを守ってください。

  • どんなに天気がよくても出発前には天気予報を確認する。山の天気は変わりやすいのです。
  • 靴はスニーカーなど歩きやすいものを選ぶ。
  • 脱いだり着たりしやすい服装を選ぶ。
  • 日焼け止めと帽子は必須。標高が高いのでUVが強くであっという間に日焼けします。
  • 飲み水をもってあるくこと。
  • 時計や携帯電話など時間のわかるものを持つ。
  • 携帯電話は電波のとどかないところもあるので頼り過ぎないように。
  • 緊急時のためにパワーバーなどカロリーが高いくて持ち歩きしやすいスナックを持つ。
  • ハイキングコースからはずれないように標識や目印に注意すること。

レイクタホには黒熊(ブラックベア)が生息しています。タホの山を歩けば熊に遭遇するがあるかもと思われるでしょうけれど、レイクタホ全体では熊に遭遇した事件は1シーズンで1~2回。2015年では熊に遭遇して事件になったものはタホでは1度だけでした。それもレイクタホから少し離れた山の中で起きました。私の場合10年近くタホの山の中を歩き回ってきましたけど、山の中で熊に遭遇したことは一度もありません。家の近所に熊が出没したことは何度もありましたけどね。ゴミ箱あさりをしに山から出てくるときがあるんです。

基本的に熊は人間がこわいので人間が歩いているところに出てくることはほとんどないようです。遠くから熊を見かけてしまったときは、とにかく近づかないように。万が一熊の近くに来てしまった場合は、逃げないこと、アイコンタクトを避けること、怖がっている様子を見せない、熊が逃げられる道を作ってあげることなどがアドバイスとしてカリフォルニア州のガイドに明記されています。

まとめ

アメリカって自然をきちんと残して管理していくことがとても上手な国だと思います。連邦政府で管理している国立公園や州政府で管理している州立の公園はもちろんだけど、地方自治体レベルでもハイキングコースなどの管理ってとてもよくできています。タホの自然はとてもいい例のひとつ。国立公園ではないので、ヨセミテみたいに公園入園料もありません。

レイクタホに来ることがあったら、ぜひ山歩きを体験してみてください。森林浴っていうけれど、ほんとに気持ちがいいんですよ。お弁当をもってピクニックもいいですね。ハイキングコースによってはピクニックテーブルが管理されているところもあります。山の中で食べるご飯ってとってもおいしい!

 

5月は残雪もなくなるので、山歩きが楽しくなるシーズンです。雪解け水で小川の流れが激しくなるのもこのころだし、高山植物が芽を出すのもこの季節。これから先の4ヶ月、夏のハイキングシーズンがやってきます。

 

うちの近所のハイキングコースのあちこちに小川が流れています↓

DSC08219

 - レイクタホ, レイクタホでハイキング, レイクタホのアウトドア, レイクタホ旅行ガイド