カリフォルニアスキーの名門、スコアバレーを徹底攻略しよう

      2016/11/26

スコアバレーはカリフォルニアにある数あるスキー場の中で最も有名なスキー場のひとつです。カリフォルニアでスキーを楽しむ機会があればぜひ一度は訪れてほしいところ。

今回は中級から上級のスキーヤー・スノーボーダーがスコアバレーを楽しむためのコースガイドをお届けします。

 

スコアバレーはカリフォルニアにある名門スキー場

 

アメリカの西海岸にあるレイクタホというスキーリゾートにあります。

サンフランシスコからは車で約3時間半、ネバダ州のリノ空港からは1時間です。

レイクタホの湖畔から15分以内で行くことのできる7つのスキー場のうちの一つです。

 

レイクタホのスキー場についてはアメリカスキーのトップリゾート・レイクタホ、おススメスキー場ガイドにてご紹介していますので、ご参照ください。

オリンピッグメダリストが育ったスキー場としても有名です。ジュリアマンクーソ(Julia Mancuso)ジョニーモズリー(Jonny Moseley )などがよく知られたメダリストたちです。キッズのときからスコアバレーのスキーチームで練習してきました。

アメリカでスキーを楽しむための基本的なことは、”アメリカでスキー・スノボを楽しむ基礎知識ガイド”でまとめていますので、あわせてご覧ください。

50%が難関コース

 

スコアバレーの特徴は:

  • コース全体の50%が難関コースとなっており、上級者や中級から上級を目指す人が練習するのに適したコースが多い。
  • クリフやシュートなど、エクストリームスキーヤー・スノーボーダーのための極限コースが多く用意されている。
  • グルーマー(整地されたコース)とモーグルがほどよく作られている。
  • 込み合う週末などでも、あまり知られていない隠れたゲレンデがあちこちにあり、混雑をさけてセッションを楽しむことができる

 

スコアバレーのエクストリームスキー・スノボについては”アメリカトップクラスのスキー場、カリフォルニアにあるスコアバレーがすごい”で紹介していますので、ご参照ください。

 

テレインパーク(Terrain Park)

かなり大規模なフリースタイルのためのテレインパーク(Terrain Park)もあります。

エアリアルのためのジャンプ台やハーフパイプがいくつも設置されているのですが、私自身がフリースタイルはやらないので、ここでは説明していません。

リフトの上から見学する限りでは、素晴らしいエアリアルの技を決めているスキーヤーやボーダーがたくさんいるので、かなりレベルが高いのではないかと思われます。

 

スコアバレーのベースビレッジ

 

スコアバレーのふもとには3つのベースがあります。

メインベース

いちばん大きなベースのビレッジです。ビレッジには宿泊施設(賃貸用のコンドミニアム)やレストラン、パブ、ショップなどがつらなり、ハイスケールな雰囲気です。小型のゴンドラ、ファニテル(Finitel)と、大型のゴンドラ、トラム(Tram)はこのビレッジから発着します。

スコアに来るほとんどの人はこのベースからセッションを始めます。

 

ファーイースト

ファーイースト(Far East Express)というリフトの乗り場とキッズのための練習場があります。小さなレストランがありますが、メインビレッジに比べるとかなり小規模なベースです。メインビレッジの駐車場が込み合っているときはファーイーストが便利です。ただし平日などはファーイーストリフトが運行していないときもあるのでリフトが運行しているかを確認してください。

ファーイーストからメインビレッジまでは巨大な駐車場を通じて歩いていくことができます。道具を担いで歩くと、ファニテルの乗り場まで徒歩10分くらいです。

 

スコアクリーク

スコアクリーク(Squaw Creek)というホテルのベースです。ホテルに宿泊していないかぎりはここからスタートすることはまずありません。2人乗りの低速リフトが運行しています。

スコアクリークのホテル内にはカフェやレストラン、スケートリンクがあります。カフェは比較的すいているので、混雑しているときには便利です。(ただし味はアメリカンなので期待しないでください)

私たちはセッション中のトイレ休憩によく使います。

 

メインベースから出発するトラム↓

スコアバレートラム

スコアバレーのゲレンデ基本構成

2つの大きなエリア

 

スコアバレーのゲレンデは、標高の低いローワーマウンテン(Lower Mountain)と標高の高いアッパーマウンテン(Upper Mountain)に別れています。

今年のゲレンデマップをみると、どうやら正式にはこの呼び方はしなくなったみたいですが、長年スコアをホームゲレンデにしている地元ライダーにとってはこの分け方が一般的です。

 

  • ローワーマウンテンはふもとのベースからリフトで上がってまたベースまで滑るゲレンデ。
  • アッパーマウンテンはふもとのベースからゴンドラに乗ってあがったところをベースにしたゲレンデです。アッパーマウンテンのベースにはカフェテリアやレストラン、道具のメンテナンスステーションなどが用意されています。

 

アッパーマウンテンのベース

アッパーマウンテンのベースは2つあります。

ゴールドコースト(Gold Coast):ファニテルであがっていきます。レストランやカフェなどがあり、セッション中にもっともよく使うベース。なのでいつも混みあっています。

 

ハイキャンプ(High Camp):トラムであがっていきます。ゴールドコーストよりも規模が大きく、レストランんやカフェのほかに1960年オリンピックの展示やアイススケートリンク、ジャグジーがあります。スキーやスノボをやらない家族が休憩するのによいベースです。ベースの前で雪だるまを作ったりなど、雪遊びもできます。(そりは禁止です)

 

 

 

 

押さえておきたい5つの難関コースリフト

スコアバレーには30基のリフトがありますが、中級から上級の方ならば5つのブラックダイヤモンド(=上級者コースのこと)リフトを徹底攻略しましょう。

これらの5つのリフトを滑るこなすことができれば、スコアバレーを制覇したのも同然です。

ローワーマウンテン

  • KT22

 

アッパーマウンテン

  • ヘッドウォール(Headwall Express)
  • サイベリア (Siberia Express)
  • グラナイトチーフ (Granite Chief)
  • シルバラド (Silverado)

 

ベースとリフトの位置関係です。↓

スコアバレーゲレンデマップ

 

 

まずはKT22を制覇しよう

スコアバレーで絶対にはずせないのがKT22リフト。

KTを何度も繰り返しているだけであっという間に数時間たってしまうくらい滑りがいのあるコースです。KTだけを滑る地元ライダーもいるくらいです。

それくらい楽しめるブラックランが全部で11コースあります。

しかもリゾートのふもとにあるメインベースから乗るリフトなので、ゴンドラに乗ってアッパーマウンテンまで行かなくてもいきなりブラックランが楽しめるとても効率がよいコース。

ただし超急斜面が多いので、雪のコンディションをスタッフやリフトに乗り合わせた人に確認したほうがいいでしょう。アイスバーンになっていると危ないコースが多々あり、バランスをくずして何メートルも転がり落ちていく人をよく見かけます。

KT22を完全に滑りこなせば、スコアバレーのほぼどこででも滑ることできます。

スコアバレーといえばKT22といってよいくらい全国的に有名なリフトです。

 

KT22イーストフェイス(East Face)のトップ。この下はほぼ絶壁(のような気持ちになる)斜面。すべる出す前に覚悟がいります。(私の場合)

スコアバレーKT22

KT22コースの難易度

これまで滑った経験から、KT22にある11コースの難易度を自分なりにつけてみました。

私のレベルは上級の下。ほぼどんなコースでも滑りますが、アイスバーンが苦手なので超急斜面は雪がやわらかくてふかふかのときだけしか行きません。また、崖から飛び降りたりはしません。

 

私なりのコース別難易度は以下のようになります。

  • 低い:Saddle, Saddle Face, Strawberry Field
  • ふつう:G.S. Bowl, Women’s Downhill、Heidi’s Heidi’s Glade, Nose, Schimmelpfenning Bowl
  • 高い:East Face, Moseley’s, West Face Alternatives
  • ものすごく高い: Dead Tree, Rock Garden

 

KT22初心者はまずSaddleで慣れていきましょう。ブラックというよりはブルーに近いコースです。

セッションの初めのウォームアップコースとしてもおススメです。

 

実は難易度が超高いDead Treeと Rock Gardenは滑ったことがないんです。

コースの上まで行ってみたものの、岩だらけのうえ先が見えない急斜面なので引き返しました。

滑りに自信がある人にしかおススメできないです。

KT22コースマップ

 

 

アッパーマウンテンの難関コース

スコアに来る多くの人はまずファニテルでゴールドコーストベースまであがって、セッションの最初から最後までをアッパーマウンテンで過ごします。

ローワーマウンテンには難関リフトが1基しかないのに対して、アッパーマウンテンには4基あります。

 

サイベリア (Siberia Express)

ゴールドコーストのベースから多くの人が直行するのがこのリフト。

ベースから少し下がった便利なところにありますが、難点は混雑すること。

いちおうブラックなのですが、かぎりなくブルーに近いコースがたくさんあるので、中級の人に特におススメします。

特にリフト終点の左手にあるSiberia Bowlは整地してくれるのでスラロームの練習には最適です。

 

サイベリアリフトのトップはレイクタホと周辺の山が一望できます。ここからの景色はスコアバレーの中でもトップクラス。滑り降りる前に記念撮影をお忘れなく!

 

グラナイトチーフ (Granite Chief)

ベースからみると山の裏側になるバックサイド(Back side)にあります。

3人乗りの低速リフトなのがネックですが、雪の質がスコアバレーのコースの中でも格段によく、コース全体が森に包まれているので強風のときでも比較的風が弱いのです。

スコアバレーには少ない林間コースが楽しめるのもグラナイトチーフのメリットです。

個人的にはKTとグラナイトチーフがスコアバレーの中で最も好きなコースです。

 

行き方:

  1. ゴールドコーストベースの横にあるゴールドコーストリフトに乗る
  2. リフト執着地から右にまがってシャーレイクリフト(Shirley Lake)のトップまで
  3. シャーレイレイクのリフト乗り場に向って降りる
  4. シャーレイレイク乗り場の反対側にグラナイトチーフリフトの乗り場がある

 

ヘッドウォール(Headwall Express)

KT22のコースとサイベリアのコースにつながっているので、乗り換えによい便利なリフトです。

急斜面こぶこぶの難関コースから整地しているコースまで様々あります。

ほとんどのコースはブラックランですが、ブルーランもあるので、中級の人でも大丈夫。

リフト右手にあるHeadwall Faceが最も人気のあるこぶこぶの急斜面コースですが、風にさらされることが多いのでアイスバーンになりがち。

特に午後からは日陰になるので気温が下がったときは要注意です。

行き方:

  1. ファニテルでゴールドコーストベースにあがる
  2. メインベースに向って降りていく途中にヘッドウォールの乗り場があります。

または、KT22であがって、Saddleでおりたところがヘッドウォールの乗り場です。

 

シルバラド (Silverado)

スコアバレーの中で超難関のコースがめじろおしなのがこのシルバラド。

クリフやシュートなど、エクストリームライダーには最高のコースがたくさんあります。反対に滑りに自信のない人にはあまりおススメできません。

急斜面で岩と崖のコースがたくさんあるので、雪のコンディションによっては完全にクローズすることが多いです。

特に午後からは日陰になるのでクリフやシュートでアイスバーンのこともあるので注意してください。スキーパトロールによると上級者がシルバラドのアイスバーンになったシュートで身動きできなくなってレスキューするケースが多いとのことでした。

自分の腕を過信しないで安全なライドを楽しみましょう。

2人乗りの超スローなリフトが運行しています。

行き方:

  1. トラムでハイキャンプまであがる
  2. ハイキャンプのベースをでてすぐ左手にシルバラドの各ゲートがある

またはシャーレイレイクのトップからシルバラドリフトのトップに移動することもできますが、限りなく平坦なコースなので思い切りスピードをつけて滑りきることをおススメします。

 

まとめ

中級者のレベルアップと、上級者のスキルをみがくには最高なリゾート、スコアバレー。

これだけブラックランがぎっしり用意されているリゾートはレイクタホのスキーリゾートの中ではスコアバレーだけです。

反対にスコアバレーの急斜面になれてしまうと、他のスキーリゾートのスロープが物足りなくなることもあります。

 

滑れば滑るほど奥の深いスコアバレー。日本のスノーボーダー・スキーヤーの皆さんにもぜひ体験してほしいなあと思います。

日本からレイクタホへのアクセスについては、”アメリカ西海岸のリゾート・レイクタホへの旅計画お役立ちガイド”でご紹介していますので、ご参照ください。

 

 

 

 

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