ニセコとカリフォルニア、レイクタホのスキーリゾートを比較してみた
雪山シーズンが近づいてきましたね。今シーズンはどのリゾートに行こうかなと計画を立て始める季節でもあります。
今回は世界的に有名な日本のスキーリゾート、ニセコユナイテッドとカリフォルニアにあるレイクタホのスキーリゾートを比較検討をもとにアメリカスキーの魅力を探ってみました。アメリカでスキーもいいかなと考えている方の参考になればと思います。
カリフォルニアでスキー?
アメリカスキーといえばコロラドが有名ですよね。北アメリカでいくとカナダのウイスラーも日本ではよく知られているリゾートで、ウイスラーのスキーツアーなどは旅行代理店などで販売されていますね。
カリフォルニアでスキーなんてできるの?と思われる方も多いかもしれませんが、実はカリフォルニアはアメリカでも有数のスキーリゾートであるレイクタホがあるんです。大昔にはウインターオリンピックも開催された老舗のリゾートです。
サンフランシスコから車で約3時間半のドライブで行けるレイクタホのスキー場についてはもっと知りたいかたはこちらへどうぞ。
ニセコ対レイクタホ 数で比較
レイクタホにある11のリゾートのうち私が特におすすめするスコアバレーとヘブンリーバレーという2つのリゾートと、ニセコユナイテッドを比較してみましょう。
スキースノボができる面積
- ニセコユナイテッド:10.2平方キロメートル
- スコアバレー:16.2平方キロメートル
- ヘブンリーバレー:19.4平方キロメートル
標高差
- ニセコユナイテッド:1000メートル
- スコアバレー:1160メートル
- ヘブンリーバレー:940メートル
リフト数(ゴンドラ含む)
- ニセコユナイテッド:28基
- スコアバレー:30基
- ヘブンリーバレー:30基
リフト数や標高差はほぼ同じですが、スキー・スノボができる面積はレイクタホのスキー場が圧倒的に広いということになります。特にヘブンリーはニセコユナイテッドのほぼ2倍の広さです。
難易度はどうなの?
ニセコユナイテッドの難易度がいまいちわからないので、比較ができないのですが、スコアバレーとヘブンリーの難易度は
- スコアバレー:初級15% 中級35% 上級50%
- ヘブンリーバレー:初級20% 中級40% 上級35%
となります。
ニセコビレッジで25年くらい前に滑ったあやふやな記憶ですが、上級コースが半分ということはなかったと思います。(まちがっていたら申し訳ないです)
なので多分難易度でいったらスコアバレーがトップになりますね。
リフト券のお値段は?
これはもう圧倒的にニセコユナイテッドがお得です。
10月20日現在でニセコユナイテッドの大人1日券の価格は8000円。本日のレート(1ドル=108.4円)で計算して73ドル。
スコアバレーとヘブンリーの1日券は時価で変動するので一番高い価格で大人の1日券が170ドルくらいまであがります。これはクリスマスなどのホリデーシーズンや週末などによって価格が変わるシステムで、平日はたぶん120ドルくらいまで落ちるのではないかと思います。
また早割で4日間パックなどをスキー開きの前までに購入しておけば1日あたりの価格が100ドルくらいまで落ちます。
湖の絶景を楽しみながら滑るレイクタホのスキーリゾート
ニセコとレイクタホのスキー・スノボリゾートの比較をまとめてみると、レイクタホのリゾートのほうが
- 滑ることのできる面積が広い
- 難易度はたぶんタホのリゾートの方が高い(=スコアバレー)
- リフト券は圧倒的に高い
ということになりますね。
面積が広いのはコロラドやカナダのウイスラーでも同じです。ウイスラーはブラックコムというスキー場と隣合わせなので、総面積はスコアバレーの2倍、ニセコの4倍ということになります。またコロラドには数えるのが大変なくらいの数のリゾートが空港のあるデンバーから2時間半から3時間のドライブで行ける距離にあります。
それでもなぜレイクタホのリゾートに世界中からスキーヤーやスノーボーダーが訪れるのかというと、それはリゾートから眺める真っ青なレイクタホの景色が素晴らしいからではないかと思うのです。
レイクタホの周りには大小あわせて11のスキーリゾートがあります。
そのうち6つのスキー場は湖に隣接または近くにあるので滑りながら湖の景色を楽しむことができます。特に大型リゾートで景色が素晴らしいのはヘブンリーバレーで、湖に向かって滑り降りていくようなランがいくつかあります。
個人的に湖の絶景が最も素晴らしいと思うのは、ホムウッド(Homewood Mountain Resort)というリゾートです。リフトの数も少ないし面積もニセコユナイテッドの半分くらいの小さなリゾート。ですが、まさに湖岸に建っているリゾートなので湖の景色は素晴らしい!
↓ホムウッドのランからの景色。ふもとに見える建物がベースでレストランがあります。
タホに訪れることがあれば、ぜひ1日はホムウッドで滑るとこをおすすめします。
まとめ
日本国内には素晴らしいスキーリゾートがたくさんありますよね。それでも海外でスキー・スノボを経験してみたいなと思う方、カリフォルニアにあるレイクタホも行先候補の一つに入れてみませんか?レイクタホに一番近い空港のあるリノへの乗り継ぎはサンフランシスコかロスアンゼルスが中心になるので、スキースノボ旅行の中にサンフランシスコやロスアンゼルス観光を組み込むこともできます。
日本で始めたスキーですが、アメリカに移ってきてからはレイクタホで20年以上滑ってきました。この経験からレイクタホでのスキー・スノボのすばらしさを少しでも多くの皆様に体験してもらえたらなあと心から思います。