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ベンツスプリンターの自作キャンピングカー:水道システム

  
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ベンツスプリンターの自作キャンピングカー:水道システム

現在我が家ではメルセデスベンツのスプリンターをキャンピングカーに改造するプロジェクトが進行中。

2015年の秋から本格的に始めたキャンピングカー改造プロジェクトの進捗状況をテーマごとにレポートしています。

今回はキッチンの流し台、給水タンクや排水タンクなど水まわりの作業ついて説明していきます。

 

参考までに、スプリンターの紹介はこちらをご覧ください。

メルセデススプリンターバンの紹介

フォードバンの半自作キャンピングカー

自作キャンピングカーの完成予想図とこれまでの進捗状況はこちらでまとめています。

自作キャンピングカーはこうなる!予定

これまでの作業工程については各テーマごとにレポートしていますので、ぜひご参照ください。

自作キャンピングカー : 換気扇と断熱剤の装着

自作キャンピングカー:ウインドウまわり

自作キャンピングカー:天井の加工

自作キャンピングカー:天井の仕上げと室内灯の設置

自作キャンピングカー:キッチンの進捗状況

自作キャンピングカー:電力の供給

作業はものすごくゆっくり進んでおりますが、進みしだい更新していく予定です。

水まわりの設計

自作キャンピングカーの工程の中で、電気系統の作業と同等に複雑なのが水周りの作業です。

うちの場合は水を使うのはキッチンの流し台だけなのでシンプルなほうですが、ここにトイレやシャワーがくっつくとさらに複雑になります。

 

キッチンの流し台の場合は下記のパーツが必要になります。

  • 流し台と蛇口
  • 給水用タンク
  • 給水用のパイプ
  • 給水用のポンプ
  • 排水用タンク
  • 排水用のパイプ

これらのパーツをつなぎ合わせて水周りができあがっていきます。

なお、流し台を乗せるカウンターについてはこちらで説明しておりますので合わせてご参照ください。

給水用と排水用タンクを特別注文

一番苦労したのが、給水用と排水用のタンクを作ってくれる業者を見つけ出すことでした。

車内がせまく設置場所が限られているために、既成のタンクでぴったりのサイズを見つけることができませんでした。なので特別注文するしかなかったのです。

タンクのデザインはきわめて単純で、縦長の立方体に給水と排水の2つの穴が開いているだけなのですが、作ってくれる業者を見つけるまで時間がかかってしまいました。

探し回ってようやく業者さんを探し出し、注文したタンクがコレ↓

同じサイズで給水タンクと排水タンクを無事手に入れることができました。もちろんオーダーも納品もオンライン経由です。オンラインショッピングがなかったら我が家のキャンピングカー自作は実現しなかったと思います。

タンクの設置場所

給水タンクは、キッチンユニットとベットの間のスペースに収めました。↓

このすきまにタンクを収めるためには特別注文して作ってもらうしが方法がありませんでした。

短いサイズ(144タイプ)のスプリンターは普通車用のパーキングに停めることができるうえ、街中でも楽に走ることができるのが利点です。が、キャンピングカーとして設計しようとすると車内が狭いためいろいろな問題に直面します。

排水タンクは車内には収まらなかったので車体の下に収納。金属製のブラケットをはめて車体の下にぶら下げるように設置しました。↓

シンク(流し台)と給水タンク、排水タンクをつなぐ

次のステップは、流し台とそれぞれのタンクをつなぐことです。

まず外から給水する給水口から使用するための水をためる給水タンクを給水パイプでつなぎます。

給水タンクに水をくみ上げるためも給水ポンプを取り付けます。

給水ポンプとシンクを給水パイプでつなぎます。

シンクと排水タンクを排水パイプでつないで完了。

 

こんな感じです↓

バンのおしりにある給水口。もうちょっと便利なところに付けてほしかったなあと思います。

 

 

うちのスプリンターキャンピングカーの給水システム完了

全てをつないでやっと給水システムが完了しました。ここまでの道のりは長かった!

タンクがまだ入っていないときの写真ですが、実写ではこんな感じ↓

①バンの後ろにある給水口から入れホースで水を入れる給水タンクへ水をためる。

②シンクの蛇口をひねると給水タンクに設置された給水ポンプが作動

➂給水タンクからシンクへ水が送られる

④使った水はバンの下に設置された排水タンクへ送られる

⑤排水タンクにたまった汚水はRVパークなどに設置されているダンプステーション(汚水処理システム)で廃棄する

というわけでめでたく開通!

水が出ましたー!!

水道が開通したので、やっと車内で顔を洗ったり歯を磨いたりできます。

野菜や果物も洗えるし使った食器も洗えるのは本当に嬉しい!

まとめ

やっとバンの水道が開通しました。今は水だけでお湯がでないのですが、ゆくゆくはソーラーで水を温めてお湯にするシステムを付ける予定です。プライオリティが低いのでいつになるかはわからないんですけどね。それにしても家に住んでいるとどうやって蛇口から水が出てきてどう排水されるのかなんて考えたこともありませんでした。キャンピングカーを作っていく過程で普段当たり前に使っているもののありがたさを感じるようになりました。

水道と冷蔵庫があるとないとでは、キャンプ生活の質が大きく変わってきます。この冬のメキシコキャンプ旅行(2019年12月に出発予定)を目指して大急ぎでキャンピングカーを完成に近づけていく予定です。進捗状況もこのブログでご報告していきます。

 

 

 

 

 

 

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