夏のレイクタホ、SUPスタンドアップパドルボートとハイキングを絶賛おススメ
カリフォルニアとネバダ州の州境にある高原のリゾート、レイクタホは5月の下旬から本格的なサマーシーズンが始まります。
湖畔の標高は約1900メートル。湖を取り囲む外輪山は3000メートルを超える尾根もあります。
湖で遊ぶのも楽しいし、高原の山を散策するのもよし。本格的な山登りだってできます。
レイクタホで楽しめることはたくさんあるけれど、ここでは個人的に絶賛おススメしたいSUPスタンドアップパドルボートとハイキングをご紹介します。
おもいっきり透明なレイクタホでスタンドアップパドルボード(SUP)を楽しむ
ここ数年人気が急上昇しているSUPスタンドアップパドルボート。
レイクタホでもこの3~4年でスタンドアップバトラーたちが一気に増えました。
スタンドアップパドルボートとは、サーフボードとよく似たボートの上に立って、オールを使って進むスポーツです。大きなボードを使えば初心者でも気軽に始めることができるし、波があまりたたない湖は初めての人でも安心して楽しめます。
レイクタホは透明度が高いことでも有名な全米屈指の湖。
パドルボートをこいでいると水の透明度がとてもよくわかります。浅瀬では湖の底がくっきりみえてしまうほど。
初夏のレイクタホではたっぷり雪が残った尾根をバックにスタンドアップパドルボートを楽しむことができます。↓
ここ数年でスタンドアップパドラーの数がいっきに増えました。
↓うちの3匹のわんこも一緒にパドル。立つのが難しかったら座ったままでパドルしてもよいのです。
↓慣れてきたらゆっくりと立ち上がってみましょう。
↓バランスを取りながらゆっくりこいでいきます。
レイクタホ湖畔のあちこちに、SUPレンタルショップがあります。
料金は、1時間20ドルくらいから、1日80ドルから100ドルくらいです。数日間連泊で借りると割引になるショップが多いです。宿泊先までボードを届けてくれるレンタルサービスもあります。
オールの持ち方とこぎ方を教えてもらえば特にレッスンをとる必要はありません。
ライフベスト(救命胴衣)は必ずつけてくださいね。
レイクタホの醍醐味はなんといってもハイキング・トレッキング
レイクタホの周りには数えきれないくらいの登山コースがあります。 1時間くらい軽くお散歩感覚で歩くコースから、1日歩く本格的なハイキング・トレッキングのコースまでさまざまです。
ハイキングは、個人的には一番好きなタホの夏のアクティビティです。森林浴ってよく聞く言葉ですけど、緑の森の中を歩くのって本当に気持ちがいいものです。
ハイキングは雪どけの始まる4月から森が雪に覆われる11月くらいまで楽しめます。
おススメしたい時期は、5月の上旬から7月の上旬です。
5月から6月にかけては、山からの雪どけ水が勢いよく森の中を流れていきます。普段はやさしくて静かに流れていく森の中の小川も豪快な川に変身。滝も水量がいっきに増えますので、こわいくらいダイナミックな滝になります。
初夏のハイキングコースはあちこちで雪どけ水が溢れ出していて豪快な風景を楽しむことができます。
トレイルが雪どけ水で小川になってしまうこともあります。ここでは右手にある大木の上をバランスとりながら渡りました。
6月の上旬でもハイキングコースによっては雪が残っています。標高があがれば真夏でも雪を見ることができます。
雪どけが一段落する6月の下旬から7月の上旬にかけて、高原植物がいっきに咲き出します。種類によって、早い時期に出てくるものと、おそく咲き出すものがありますが、高原植物のピークはだいたい7月の下旬まで。8月に入ると花の種類がかなり減ってしまいます。お花好きの皆様はぜひ初夏のタホを楽しんでください。それはもういろんなお花が咲き乱れています。
↓名前はわからないのですが、この赤いお花は長い間楽しめます。
↓このひまわりちっくな黄色い花は初夏の短い期間にわっと咲いてあっという間に終わってしまいます。咲き乱れているときは見事ですが、ピークのタイミングをとるのが難しい。
この紫のお花もあちこちで楽しめます。
初夏に入ると春先にはあまり見ることのなかった虫たちも増えていきます。↓
基本的に空気が乾燥しているので蚊がでてくるのは日暮れころがほとんど。蚊にさされやすい体質の私でも日中蚊に刺されることはあまりないです。秋になるとスズメバチがどっと発生することがあるので虫除けスプレーは必須です。
またレイクタホは8月になると気温が30度以上になる日が増えていきます。標高が高い分日差しも強くなりますので、8月のハイキングには日焼けどめや十分な水分補給をしてくださいね。
まとめ
レイクタホに来ることがあれば、ぜひ楽しんでもらいたいおススメアクティビティの2つをご紹介しました。
夏のレイクタホではスタンドアップパドルやハイキングのほかにもアウトドア派が楽しめるアクティビティがたくさんあります。特にロッククライミング、サイクリング、カヤッキングはとても盛んです。サイクリングは毎年タホの湖畔を一周するレースも行われます。
またハイキングのエクストリームバージョンとして、テントを担いで山の中にはいるバックパッキングも人気のあるアクティビティのひとつ。タホの湖畔を囲む山並みをぐるりと歩くタホリムトレイルに挑戦することもできるし、タホの湖畔の一部にはアメリカ西海岸をサンディエゴからカナダまで南北に縦断するパシフィックリムトレイルも走っています。
ハイキングの途中で大きなバックパックを担いで歩く人を見かけたら、どんな旅をしているのか話しかけてみるのもハイキングの醍醐味。タホリムトレイルやパシフィックリムトレイルを長い時間をかけて旅している人たちに出会うことがあるかもしれません。